美江寺宿は、長良川の「河渡の渡し」や、皇女和宮ゆかりの小簾紅園がある揖斐川の「呂久の渡し」を控えて栄えた宿です。
古くは十一面観音を本尊として719年に「美江寺」が創建されたことに由来する地名で、現在の宿場は、中央部にある美江神社でL字型に屈曲する姿や本陣跡が残されています。
◆美江寺宿から赤坂宿へ
この区間は伊吹山を目指しながら西へ進む区間です。厳しい「伊吹おろし」も迎えてくれるでしょう。
当時の揖斐川は呂久の集落の西側を流れていたのですが、大正時代の河川改修のため、現在の流れに変わり、呂久は揖斐川の対岸の集落になってしまいました。
この呂久には皇女和宮ゆかりの「小簾紅園」があります。
「柳原の一里塚」は、珍しく中山道沿いから離れた一里塚で、平野井川の対岸神明宮付近にありました。
神戸町と大垣市の境辺りの中山道は、くねくねとうねっており、遺構はほとんどないものの、往時の雰囲気を味わうことができます。
◆美江寺宿への経路
美江寺宿と赤坂宿間の経路をGooleEarthを用いた動画でご紹介します。
下記のリンクより、ご覧ください。