馬籠宿

[ 散策ガイド ]

馬籠宿

木曽路最後の宿場〈馬籠宿〉。

中山道四十三番目の宿場となる馬籠宿は木曽十一宿の最南端、眼下には美濃の国を眺望できる所にあります。 馬籠宿は急峻な坂道の宿場で、明治、大正の大火で江戸時代の建物は焼失したものの、住民が一丸となって町並み保存に力を入れ昔の町並みを再現しています。
明治の文豪・島崎藤村の生誕地で、小説「夜明け前」には明治維新期の馬籠、中津川の様子が描かれています。 藤村記念館は、藤村自らの要望により幼少期を過ごした本陣跡に建てられ、本陣の隠居所が当時のまま残っています。
◆長野県境から馬籠宿へ
馬籠峠を越えて中山道は長野県から岐阜県に入ります。平成十七年二月の市町村合併により長野県山口村が、中津川市に越県合併したことにより、馬籠宿は岐阜県に入って最初の宿場となりました。 馬籠峠から馬籠宿の間にある峠の集落は、かつて牛方(牛による輸送)に従事していた家が多く、その面影を残す家並みが続きます。素朴で味わい深い風景を楽しみながら進むと、今でも宿場の風情が色濃く残る「馬籠宿」へと続きます。
◆馬籠宿から落合宿へ
馬籠宿との境に、島崎藤村筆「是より北 木曽路」の石碑と「新茶屋の一里塚」があります。 ここが、中山道美濃路の始まりとなります。 ここから落合宿までの区間には、勾配がきつく、その昔難所のひとつと言われていた十曲峠があり、その中には、国の史跡に指定された「落合の石畳」があります。 この区間は、昔の面影を偲びつつ散策できます。 峠を下った先の落合川に架かる「下桁橋」は、歌川広重の浮世絵「木曽街道六拾九次内 落合」にも描かれている橋です。 この橋を渡ると「落合宿」へと入っていきます。
◆馬籠宿への経路

馬籠宿と落合宿間の経路をGooleEarthを用いた動画でご紹介します。
下記のリンクより、ご覧ください。

馬籠宿周辺スポット一覧

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