加納宿は中山道の宿場の中でも数少ない城下町で、美濃十七宿の中で最大規模の宿場でした。
宿内は加納大手町や南広江町等の6カ所で鍵状に折れ曲がっており、随所に道標や碑があり、往時を偲ぶことができます。
国の史跡にも指定されている「加納城の本丸跡」からは、遥か金華山を望むことができ、斎藤道三や織田信長ゆかりの岐阜城を見ながら、往時を思い浮かべるのも一興です。
◆加納宿から河渡宿へ
加納宿から鏡島の街までの間は、残念ながら往時の面影を残すものはほとんど残っていません。
「一里塚跡の碑」や中山道より少し南に下った菊池神社にある「往来の松の石碑」で往時を偲ぶしかありません。
鏡島地区は、長良川の鏡島湊で栄えた街であり、鏡島弘法と親しまれている「乙津寺」など、所々往時の面影を残すような家並みも見られます。
この近くには、今では大変珍しくなってしまった渡し船が、まだ残されています。
この「小紅の渡し」から見る金華山もなかなか風情があって楽しいものです。
◆加納宿への経路
加納宿と河渡宿間の経路をGooleEarthを用いた動画でご紹介します。
下記のリンクより、ご覧ください。