大井宿は、美濃十七宿中でも大いに繁盛した宿場で、本陣門、旅籠、商家など昔の面影を残す建物も残っています。
宿内を通る中山道は、昔どおりの長さ、幅で中山道随一といわれる六カ所もの升形が残っています。
駅前通りに位置する中山道広重美術館では、渓斎英泉・歌川広重の「木曽街道六拾九次之内」揃物をはじめ広重の浮世絵を中心に所蔵・展示。
また浮世絵が楽しく学べるナビルームでは、模擬版木を使った重ね摺りが体験できます。
◆大井宿から大湫宿へ
この区間は、街道そのものが幅員等全体的に往時の面影を残している区間であり、また未舗装のままの区間もかなり残っています。
特にこの未舗装区間は、文化庁の歴史の道整備事業で修理されており、当時の中山道がそのままの状態で保存されています。
「西行塚」「槙ケ根の一里塚(眺めが素晴らしい)」「祝峠(姫御殿跡)(見晴しが良く、馬籠まで見えたと伝う)」「みだれ坂(大名行列の列も乱れた?)」「紅坂の一里塚」「ぼたん岩(石畳の中にある直径五メートルほどの岩)」「深萱立場跡」「権現山の一里塚(江戸へちょうど九十里)」「尻冷やし地蔵」など遺構や見所も多く、ここから御嶽宿の手前までは、東海自然歩道もほぼ同じコースを通っています。
十三峠という難所が大半を占めており、歩きごたえもある区間です。
◆大井宿への経路
大井宿と大湫宿間の経路をGooleEarthを用いた動画でご紹介します。
下記のリンクより、ご覧ください。